新卒採用で内定を得た後、入社直前になって辞退する「入社前逃亡」が2025年度新卒者の間で急増しています。
就職活動の長期化や複数企業からの内定獲得が当たり前となった現在、若者の職業選択の自由度が高まる一方で、企業側は採用計画の見直しを迫られる状況となっています。
そして注目すべきなのは、入社辞退の連絡を本人ではなく「退職代行サービス」に依頼するケースが増加していることです。
この記事では入社前逃亡の実態や背景にある若者の心理、退職代行サービスの仕組みや費用について詳しく解説します。
就活生も採用担当者も知っておくべき最新事情に迫ります!
若者の「入社前逃亡」の実態
近頃、内定を獲得した企業への入社を直前になって辞退する「入社前逃亡」が若者の間で増加しています。
2025年4月入社予定だった新卒学生の約15%が内定辞退を選んでおり、企業の採用計画に大きな影響を与えています。背景には、終身雇用の崩壊による働き方に対する価値観の変化や、人手不足による売り手市場の長期化があるようです。
特に中小企業では予定していた人材確保ができずに業務に支障が出るケースも報告されており、社会問題として注目されています。
2025年度4月入社内定辞退者数の詳細
2025年卒の新卒者において、内定をもらった後に入社を辞退する人の割合が65.1%と過去最高を記録しています。
この数字は前年より0.8%も増えているようで、就職市場がより流動的になっていることがわかりますね!
内定辞退率
「内定をもらって一度は承諾したけれど、最終的に入社しなかった人の数÷内定を承諾した人の総数×100」で計算します。
企業から内定を取り消されたケースや、そもそも内定を承諾していなかった場合はこの数字に含まれません。
この高い辞退率のせいで、企業は予定していた人数を確保できず、採用活動にかけたお金や時間が無駄になってしまうことが多くなっています。

人事担当者は人員計画を見直さないといけないし、会社全体の業務にも影響が出ますね…
内定辞退する理由は?
内定を辞退する背景には、複数の理由が絡み合っているようです。
- 第一志望企業からの採用通知が後から届き、より適した選択肢を選ぶケースが最も多い。
- 当初説明を受けていた勤務条件と実際の雇用契約の内容に相違があり、給与水準や勤務地の問題で合わなかった。
- 企業訪問や内定者懇親会などを通じて社内の雰囲気を肌で感じた結果、価値観と企業文化の不一致を感じて辞退を決断する。
- 家族の介護や引っ越しなど、予期せぬ私生活の変化によって就職計画を見直さざるを得ないケース。
- 当該企業の事業内容と自身の長期的なキャリア目標との間にギャップを発見し、方向転換するケース。
退職代行サービスについて
退職代行サービスは現代の若者を中心に急速に普及している新たなサービスです。
利用者に代わって企業側へ退職の意思を伝え、必要な手続きの橋渡しを行うものとして注目を集めています。
対面での退職交渉に精神的な負担を感じる方や、引き止めに遭うことを避けたい方にとって、ストレスフリーな選択肢となっています。入社前の内定辞退にもこうしたサービスが活用されるケースが増えており、企業と求職者の関係性に新たな変化がうまれています。
サービスを利用する心理
退職代行サービスを選ぶ人々の心理的背景には、対人コミュニケーションへの不安感が最も強く影響しています。
直接的な退職交渉の場で感じる緊張や精神的プレッシャーを避けたいという思いが、多くの利用者に共通しています。特に、上司との関係性に課題を抱えている場合や、引き止めの説得に弱い性格の方にとって、第三者を介したコミュニケーションは心理的な安全に繋がります。



退職意思を伝えた後の職場での居心地の悪さや、同僚との気まずい雰囲気を経験したくないという感情も大きいですよね。
また、退職手続きの複雑さに対する不安や、労働法に関する知識不足から生じる心配を解消するため、専門家のサポートを求める人も増えているようです。
さらに、同じ時間を使うなら、早めに次のキャリアへ移行したいという理由もあるようです。
サービス利用までの流れ
調べてみると、退職代行サービスの利用は、申し込みから実行までとてもスムーズに進められるのが特徴です。
利用を決意してから、専門業者が全てを代行するため、本人が直接職場とやり取りする必要はありません。精神的負担を最小限に抑えたまま、退職を実現することができます。
まずは電話やメール、LINEなどを通じて相談を行い、サービスの詳細や料金体系についての説明を受けます。その後、正式な契約を結び、退職に関する情報や職場の連絡先などを提供します。
準備が整うと、退職の意思を勤務先に伝える作業を代行業者がしてくれるようです。場合によっては、退職届の提出や貸与物の返却方法なども代行業者から指示があるので、利用者は安心して任せることができますね。
即日対応が可能なサービスも多く、緊急で退職したい場合にも対応できる点が魅力です。
手続きの進行状況はその都度報告されるため、不安を感じることなく安心して任せられる仕組みが整っているとのことです。
退職代行サービスの利用金額
退職代行サービスの費用は、おおよそ2万円から5万円程度が相場だそうです。



依頼内容や業者の提供するサービスによって価格に差があるものの、比較的手の届きやすい金額で利用できる点が利用者に支持されている理由のひとつかもしれませんね。
一般的な代行業者では2万円から3万円前後で依頼でき、スムーズな退職をサポートしてくれるとのことです。
一方、未払いの給与請求や損害賠償請求など法的な交渉が必要な場合は、弁護士が対応するサービスとなり、費用は5万円を超えることもあるようです。
また、24時間対応や即日対応など、追加オプションを選択すると料金が加算されるケースもあります。
ただし、多くの業者では料金が明確に提示されていて、初回相談が無料のところも多いため、事前にしっかりと確認することで安心して依頼することが可能とのことです。
まとめ
入社前逃亡という行動が、近年ますます一般的になりつつありますね。
2025年度の内定辞退者数の増加が示すように、若者の中で入社前逃亡を選ぶ人が確実に増えています。この記事では、入社前逃亡と退職代行サービスの利用について調べてみました!
- 入社前逃亡の背景には、企業とのミスマッチや将来への不安、就職活動時に感じた違和感など、さまざまな心理的要因が存在
- 入社前逃亡を決断した人の間では、退職代行サービスの利用が一つの手段として注目
- 退職代行を利用すれば、直接職場とやり取りする必要がなく、精神的な負担を最小限に抑えることができる
- 金額も明確で、安心して依頼できる体制が整っている
- 入社前逃亡を考える人にとって、正確な情報と選択肢を知ることが、後悔のない決断につながる
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