2025年5月2日、広末涼子さんが芸能活動を休止するというニュースが飛び込んできました。
理由は「双極性感情障害と甲状腺機能亢進症」。
「双極性感情障害」というのは気分の浮き沈みが激しくなる精神疾患で、本人の生活にも大きな影響を与えるものです。長年にわたり問題行動とされてきた広末涼子さんの言動の数々も、もしかすると病気のサインだったのかもしれません。
記者会見での奇行、不倫スキャンダル、突発的な発言。メディアや世間に「変わってる」と見られてきた広末涼子さんの裏には、何が隠されていたのか?
この記事では、過去の報道を振り返りながら、広末涼子さんの問題行動とされてきた出来事と双極性障害との関係に迫ります。「あのときの真相って、実はこうだったのかも…?」と思わずにはいられないのかもしれません。
広末涼子の芸能活動休止発表
2025年5月2日、女優広末涼子さんが双極性感情障害(いわゆる双極性障害)を理由に芸能活動を休止することを発表しました。
突然の休養発表と双極性感情障害の告白
2025年5月2日、女優広末涼子さんが芸能活動を休止することを発表しました。理由は双極性感情障害(いわゆる双極性障害)と甲状腺機能亢進症です。
公式サイトの発表は以下の通りです。
関係者各位・ファンの皆さまへ
平素より格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございます。 このたびは、関係者の皆さまそして応援してくださっているファンの皆さまに、多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを、改めて心よりお詫び申し上げます。 4月16日の勾留解除後、広末は都内の医療機関に入院し、双極性感情障害および甲状腺機能亢進症と診断されました。現在も医師の管理のもと治療を継続しております。今後も通院を続けながら自宅療養を行ってまいります。 広末本人はもちろん私たち周囲も、本人の不調や苦しみを「体調不良」といった言葉で済ませてしまっていたことを、今回の事案を通じて深く反省しております。当面の間、広末はすべての芸能活動を休止し、心身の回復に専念いたします。 なお、今回の件につきましては、病気によるものとすることで責任を回避する意図は一切なく、警察の調査には引き続き誠実に対応してまいります。今後の状況や体調を見ながら、改めて皆さまにご報告をさせていただく予定です。 つきましては、今後の治療にも周囲のご理解が非常に重要となりますため、本人および関係各所への取材・撮影・ご連絡等もお控えいただけますよう、皆さまのご理解とご配慮を賜れますと幸いです。 また、病名につきましては、正確なご理解のもと冷静に受け止めていただくとともに、病気に関する過度な詮索や億測による報道・投稿はご遠慮いただけますよう重ねてお願い申し上げます。 引き続きあたたかく見守っていただけますよう、心よりお願い申し上げます。 2025年5月2日 株式会社 R.H
引用元:広末涼子「双極性感情障害発表と芸能活動休止」
広末涼子さんといえば、かつて清純派女優として知られ、その透明感ある存在が多くのファンを魅了してきました。
そんな広末さんが突然の告白とともに第一線から退くことに、多くの人が驚きを隠せませんでした。「やっぱり何かあったのか…」と過去の報道を思い出す人も多かったのではないでしょうか。
今回の発表をきっかけに、これまで問題行動と報じられてきた彼女の言動が改めて注目されています。
ファンや世間の反応は?広がる同情や疑問の声
休養発表を受けて、SNS上では「無理してたんだね」「もっと早く助けてあげられたら」といった同情の声が相次いでいます。一方で、「双極性障害って?」「昔のあの行動は病気のせいだったのかも」と疑問を抱く声もあがっています。
- 広末涼子が『双極性感情障害』で芸能活動休止らしいけどみんなもほんま無理すんな
- 広末涼子さんの回復を祈ります
- 今後は、治療に専念して下さいね
引用元:Xより
- 広末涼子が双極性障害ってことで みんながああだとは思ってほしくない
- いまごろになって精神科医の診断を仰ぐのは遅すぎる! 仮にもっと昔から診療を受けていて真面目に薬物治療に向き合っていたとすれば不可解な追突事件やら常軌を逸した暴力事件を起こさないよ! 双極性障害と真面目に向き合っている人達に対しても失礼だよ まあ周りが言いづらかったのかもしれないけど
- 広末さんの件も他の有名人も やらかした時だけ病名を出されることで、双極性障害のイメージはどんどん悪くなる。 何年も感情を整えて、誰も傷つけずに生きてる当事者たちの努力は、知らない誰かの偏見で踏みにじられる。それがどれほど悔しいことか、わかってくれる人がいたら、それだけで少し救われる
引用元:Xより
芸能界での問題行動というとスキャンダルのイメージが強いですが、精神的な背景があったとすれば、見方は大きく変わるかもしれません。
とくに2023年のW不倫報道を知っている人にとっては、「あの時の行動にも理由があったのか?」という新たな視点が浮かび上がっているのです。
では、過去どのような問題行動があったのか振り返ってみましょう。
広末涼子に過去どんな問題行動があったのか
広末涼子さんといえば、全盛期の頃から数々の不可解な行動が報じられてきました。
記者会見の様子やCM降板…メディアを騒がせた事件の数々。2001年に世間を騒がせた行動は次のようなものがありました。
早大時代の行動
広末涼子さんは、1999年4月早稲田大学入学しました。しかし、入学式には姿を見せず、初めてキャンパスに現れたのはなんと入学から約3か月後の6月26日でした。
講義を終えた広末さんは、大隈講堂前で笑顔で記念撮影に応じるなどプロらしい対応を見せたものの、いざ下校となると事態は一変しました。取材陣と学生たちが詰めかけ、現場はまるでパニック状態。
広末さんは人波にもみくちゃになりながら、ようやくキャンパスを後にしたのです。
早稲田大学に入学した広末涼子さんですが、大学在籍中の取得単位はなんと30単位だったということが当時報道されました。
記者会見では突如号泣
2001年、映画『WASABI』の記者会見では突如号泣し、会場を騒がせました。
実は当時、フランスの巨匠リュック・ベッソン監督と広末涼子さんの間に、ハリウッド級の恋愛劇があったという噂が一部でささやかれていました。
しかし待てど暮らせど映画の話は具体化せず、広末さんはついに事務所に黙って単身フランスへ飛ぶという大胆な行動をおこしたのです。
監督の知人宅に身を寄せ、語学学校に通いながら夢の出演を待ったとされます。当時の様子は「ほぼ半同棲だった」と噂されるほどの親密ぶりだったとも報道されました。
最終的には映画には出演したものの、フランス語の壁に悩まされ、現場では監督が途中で交代する事態になりました。
広末さんは「捨てられた」とショックを受け、帰国後の会見で思わず涙したということです。後日「マスコミのレベルが低すぎて悲しかった」と語ったその涙にも、裏には複雑な感情があったのかもしれませんね。
予定していた新作CMの公開取材を急遽キャンセル
映画「WASABI」の製作発表会見で号泣してから数日後。
スタッフ30人、エキストラ50人以上が準備をして待っていましたが、待たせた挙句に、CMの撮影自体もキャンセルしてしまいました。
特にCM契約の途中解除など、広告業界にも影響が及んだことから、表舞台での安定感を求められる芸能界では異例の対応が続いたのです。
タクシー無賃乗車
同じく2001年7月。
クラブで豪遊後、東京渋谷区の自宅から150キロも離れた千葉・白浜市まで4万円相当のタクシー代を踏み倒し地面に座り込み、片腕を天に向けて掲げる衝撃的な姿が週刊誌に報道されました。
子供の送迎で衝突事故
2003年12月、岡沢高宏さんとでき婚した広末涼子さん。広末さんの最初の夫です。岡沢さんとの間には、2004年4月10日生まれの子供が1人います。
当時、広末さんは23歳でした。
その子供の幼稚園送迎の際、事故をおこしていました。
「2010年3月、交差点の右折車線に入ろうとする際に、前にいた乗用車の右後部に追突する事故を起こしています。双方にケガはなかったようですが、広末さんは子供を幼稚園に送迎する途中だったようです。」
「子どもの送迎や近所の買い物も、基本的に自分の運転で移動するので、運転自体は慣れているんです。細い路地も擦らずスイスイ運転し、上手いほうだと言っていいと思います。ただ、何度か怖いなと思ったことはあります。運転に慣れているせいか、しっかり周囲を確認したのかな…という状況でフワーッと交差点に入ったり、車線を変更することがありました。細い道路から広い道路に出る時なども、フワッと左折してしまうことがあった。」
引用元:広末涼子交通事故
2008年4月には岡沢さんと離婚が成立しています。
数々の不倫疑惑
岡沢さんとの離婚後、2010年にキャンドルジュンさんと結婚しています。二人の間にはお子さんが二人います。
しかし、その結婚生活の間にも広末さんには不倫疑惑や報道がありました。
そのたびに「情緒不安定」「奇行」といった見出しがメディアを賑わせ、イメージが揺らいだ時期もありました。
今振り返れば、これらの出来事も精神的な影響だったのでは?と考える声も増えてきました。
2023年のW不倫報道と事務所契約解除の真相
記憶に新しいのが、鳥羽シェフとの2023年のW不倫騒動です。
広末さんは2023年6月、『週刊文春』で鳥羽周作シェフ(当時45才)との不倫が報じられました。当初は両者とも否定していましたが、広末さんが鳥羽氏に送ったとされる手紙が公開され、広末さんの夫(当時)のキャンドル・ジュン氏(当時50才)が会見を行うなど騒動は収束しませんでした。
結果的にふたりは不倫を認めて謝罪。所属事務所フラームは広末さんを無期限の謹慎処分としました。
引用元:W不倫の代償
人気シェフとの関係が報じられた際、広末さんは堂々と「事実無根」と否定しましたが、その後、文春砲によってLINEのやり取りやラブレターの内容まで明らかにされ、事務所との信頼関係が破綻しました。
その結果、契約は解除され、芸能活動の継続も危ぶまれる状況となりました。
当時は素行不良や責任感の欠如といった厳しい声が多く聞かれましたが、今になって「衝動的な判断も、双極性障害の影響だったのでは」という見方も広がっているのです。
双極性障害と問題行動の関係
今回発表された「双極性感情障害」と広末涼子さんの数々の問題行動との関係ですが、世間では双極性障害と真面目に向き合っている人達に対しても失礼だという疑問の声もあがっています。
では、その双極性感情障害についても調べてみました。
双極性障害とは?感情の波と行動パターン
躁状態のときは、普段なら考えられない大胆な行動や発言をしてしまうこともあります。
買い物依存や過剰な社交性、恋愛関係への突発的なアプローチなど、行動が派手になる傾向があり、これが問題行動として周囲に受け取られてしまうことが多いのです。
芸能人のように常に注目される立場では、その波が表に出やすく、誤解や偏見にさらされやすいのが現実です。
精神疾患と芸能人のイメージ
広末涼子さんのように、清純派や完璧な女優というイメージを持たれている人が、突然スキャンダルや奇行で話題になると、世間はギャップに戸惑いますよね。
しかし、もしそれが精神的な疾患によるものだったとすれば、単なるスキャンダルとして片付けるのではなく、状況にもよりますが、理解の目線が必要なケースもあるかもしれません。
今後、広末さんがどのように病気と向き合い、復帰を目指すのかは未定です。ただ、今回の件をきっかけに、広末涼子さんに限らず芸能界とメンタルヘルスのあり方について、考え直す必要があるのかもしれません。
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まとめ
広末涼子さんが芸能活動を休止するというニュースは、ただのスキャンダルでは片付けられない背景がありました。
過去に報じられた問題行動の数々──発言、不倫騒動、仕事のドタキャン……そのすべてが双極性障害の影響だったとは言い切れませんが、精神的な波が関係していた可能性は十分に考えられます。

私たちはどうしても芸能人に完璧さを求めがちですが、彼らも1人の人間です。
数々の問題行動と病気はまた別だという意見もあります。今回の休養から考えられるのは、芸能界全体でも「心の問題」とどう向き合うかが問われている時代に入ったのかもしれません。
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